医療法人 慶友会 城東病院 病院機能評価認定病院

HOME > 当法人について > 身体拘束『0』ZEROへの取り組み

身体拘束『0』ZEROへの取り組み

当院の身体拘束者は全入院患者・入所者合わせて0ゼロです。

身体拘束とは、本人の意思では自由に動くことができないように、身体の一部を拘束すること、または運動を制限することを言います。身体拘束によって安全は確保できるかもしれませんが、人権擁護の観点からすれば非常に問題となる行為であり、人間としての尊厳を侵すものです。
具体的には、①徘徊できないよう、車いすや椅子、ベッドに体や手足を縛る、②ベッドから転落しないように体や手足を縛りつける、③ベッドから自分で降りられないようにベッド柵で囲む、④点滴や経管栄養チューブを抜かないよう手足を縛る、または手袋を着用する、⑤服を脱いでしまう人やおむつをはずしてしまう人に介護衣(つなぎ服)を着用するなどです。
当院では、身体拘束をしないケアを目指して、身体拘束適正化委員会を中心に取り組んでまいりましたが、治療や安全のために、といってなかなか身体拘束をゼロにすることができませんでした。

改めて、当法人の理念『いつまでもあなたらしくいられるために』とは、何を意味しているのかを考えてみました。治療や安全のため、本人の意思も確認せずミトンやつなぎを使うことが、果たして本人のためになっているのでしょうか。『いつまでもあなたらしくいられるために』、誰かに強制されることなく本人の意思決定支援を続けることが、私たちの役割であり、理念なのだと再認識しました。

どうしたら拘束をしないで安全に治療が続けられ、本人の意思を尊重できるのかを、担当スタッフを中心にそのフロアスタッフ全員で何度も何度も話し合い、身体拘束適正化委員会でも事例を共有してきました。いろいろなアイデアを出しあい、試行錯誤しながら、今年8月15日ついに身体拘束0ゼロになりました。

身体拘束0ゼロの今、危惧していた治療への影響、安全管理などの問題はありません。振り返ると治療や安全というレッテルに縛られ、本人の気持ちを置き去りにしていたことを反省しています。

今後も「いつまでもあなたらしくいられるために」、私たちは一人一人に寄り添ったケアを実践していく所存です。

Copyright © JOTO HOSPITAL, All Rights Reserved.

ページTOPへ戻る