JOTO HOSPITAL RECRUIT

年齢に応じた働き方へとシフトすることを考えたときに、
認定看護師の資格を活かすという選択肢に
魅力を感じて選びました。

認定看護師(感染管理)

村田 博美 MURATA Hiromi

 山梨県南アルプス市出身。小学生の頃に入院した経験から看護師を目指す。東京の大学病院で看護師としてのキャリアをスタートさせ、急性期医療からターミナルケアまで幅広く経験。2021年感染管理認定看護師を取得。2022年10月入職。病棟勤務を経て2023年2月よりクオリティマネジメント室に在籍。

城東病院に就職を決めた
理由は何ですか?

以前の職場は60歳での定年退職が決まりだったので、50歳になる少し前からそれを意識し、今後の身の振り方について考えるようになりました。これまでは当たり前のこととして夜勤もしてきましたが、自分の体力や家庭の事情などに合わせた働き方へとシフトする良い機会かもしれないとも考えました。
一方で、この年齢で勤務先を変えることへの不安や迷いもあり、看護協会にいろいろと相談していたときに知ったのが城東病院です。

もともと高齢者が好きで、介護が必要になってきた母をこれからも自宅で看ていきたいと考えていることもあって、チャンスがあれば高齢者の慢性期医療に携わりたいと思っていた私にとって、地域密着型の慢性期医療を展開している城東病院は、ぜひ働いてみたい職場でした。面接の際にいただいた、「感染対策認定看護師の資格を活かし病院の感染対策を担ってほしい」というお話にも魅力を感じました。そして、65歳まで正社員で働けて70歳まで雇用延長ができる、しかも夜勤がなく定時で帰れるという採用条件が決定打となり、入職を決めました。

実際に働いてみて
いかがですか?

最初の半年間は医療病棟に勤務しました。城東病院では、同じフロアに、看護師、介護士、療法士、栄養士など、多様な職種の方々が所属していて、一人の患者さんについて様々な視点から検討します。ときには立場の違いからぶつかりながらも、患者さんにとってより良い医療を探り、みんなで実践していくんですね。私にとっては初めての体制でしたが、すぐにチームで取り組む良さに気づき、やりがいを感じるようになりました。

また、病棟勤務によって顔見知りが増え、病院内での人間関係をある程度作ることもできました。それが、専従になってからすごくプラスになっています。もしかすると、最初に医療病棟へ配属されたのは、この病院のことを学び人間関係を作りなさいという上層部の配慮だったのかもしれません。

その後クオリティマネジメント室に移動し、現在は、病院内における感染関連の専門従事者として、予防や早期発見、対策、職員の教育、システム作りなどを担当しています。本来の看護とは異なる業務ですが、ある程度自由に動けるポジションを与えていただき、感染管理の認定看護師としてやりたかったことができている実感があります。

城東病院では、直属の上司である療養部長をはじめ上層部に理解がありますし、各病棟のトップの方々も協力的なので、とても動きやすいですね。また、医師、看護師、薬剤師、介護士、療法士、事務方などいろいろな立場の方々で構成された感染対策チームがあり、その一員として他の職種の方々と一緒に活動できることにも、楽しさとやりがいを感じています。意見を出し合い、協力し合って、より良い方向に進んでいけたらと思います。

休日はどのように
過ごしていますか?

自宅の庭に小さな畑を作り花や野菜を育てているので、休日の午前中は畑作業をすることが多いです。特に草取りが好きですね。ただひたすら目の前の畑をきれいにすることだけに集中していると、頭の中が空っぽになってまるで虫になった気分です。きれいになった畑を見ていると、満足感や達成感が感じられて幸せな気持ちになれるのもいいですね。以前から育てているバラに加え、今年は、コスモス、ひまわり、朝顔など、いろんな種を蒔いたので、花が咲くのが楽しみです。
愛犬を連れてドライブに行くこともあります。少し遠出して自然の中を散歩していると、日頃のストレスが解消され、心身共にリフレッシュできます。

城東病院で働くようになってから、夜勤がなく、平日もほぼ定時で帰れるので、体力的に楽になりましたし、精神的にも余裕ができました。母と過ごす時間も増えたので、休日には少し手の込んだ料理を作り、一緒に食卓を囲むようにしています。

近年、子育て支援策の充実に伴い子どもに関することでのお休みが取りやすくなったのに、高齢者介護には意外と冷たいなぁと感じてきました。その点、城東病院では高齢者を看ている家庭への理解があり、心配もしていただけます。母の通院や体調が優れないときなどにお休みが取りやすくなって、働きやすさを感じています。

今後、城東病院で
どのようにキャリア形成を
していきたいですか?

私には『せっかく認定看護師になったんだから、得た知識を活かしたい』という思いがあり、病院側からの期待も感じています。城東病院にはすでに認定看護師を積極的に活用しようという体制があるので、働きやすく、楽しみながら日々業務に向かうことができています。

現在、感染予防活動を継続していける環境やシステムを整備するため、日常的に院内をラウンドして、情報を収集したり、部署ごとに感染対策を提案したりする傍ら、職種や立場に応じた勉強会を企画・開催して、感染に対する知識を伝え、感染への意識を高めることに取り組んでいます。今のところ入院患者さんと職員が対象ですが、今後、外来の患者さんや出入りする業者さん、職員の家族へと徐々に範囲を広げ、いずれは病院に関わるすべての人たちに感染に関して関わっていけたらと思っています。