フレイルって何?
最近こんなことはないですか?
1~2個でプレフレイル、3個以上でフレイル
1つでも当てはまると、フレイルの可能性があります。フレイルは健康と要介護の間の状態で、そのままにしておくと高齢者の多くは要介護状態に陥ります。しかしこの時期は、しっかりと自分の体と心の状態を知り生活習慣を見直すと、健康に戻れる時期でもあります。
早期に発見して正しい対処をしましょう。まずは、生活を少し変えてみるところから始めてみてください。
フレイル予防の3本柱
フレイル予防の主な柱は『社会参加、栄養(食生活、口腔ケア)、運動』です。この3つの柱はお互いに影響し合っているので、バランスよく取り組むことが理想ですが、まずは無理をせず、できそうなことからやってみましょう。
合い言葉は『会おう!食べよう!ちょっと動こう!』
会おう! 社会参加
社会とのつながりを失うことはフレイルの入り口といわれています。『閉じこもり』のように外出の機会が減ると、体だけでなく認知症やうつ病を発症するリスクが高まります。外出して社会参加の機会をふやすことで生活は自然と活発になるので、1日に1回は外出するようにしましょう。
食べよう!磨こう!
【食生活】
- 高齢になると、メタボを心配するよりも低栄養による『やせ』に注意が必要です。やせが進むと、ぽっちゃり体型の人よりも寿命が短くなる傾向があります。ご飯とおかずをしっかり食べ、足りない場合はおやつで補うなど、たんぱく質とエネルギーをバランスよく取り入れましょう。
- 【口腔ケア】
- 『むせやすくなった』『固いものが噛めない』といった口腔機能の低下(オーラルフレイル)はフレイルのきっかけになりやすいと言われています。歯と口の状態が悪くなると、栄養が取りにくくなったり誤嚥性肺炎を起こしやすくなったりします。また滑舌が悪くなり会話を楽しめなくなるなど、コミュニケーションにも大きく影響します。
定期的な歯科受診や毎日の歯磨きでお口の中を清潔に保ちましょう。そして、毎日たくさん話しましょう。お口の体操をするのもオススメです。
ちょっと動こう! 運動
高齢になっても積極的に体を動かすことで、筋力を維持・向上できることがわかっています。フレイルを予防するためには『動ける体』でいることが大切です。生活の中にウォーキングと筋トレの両方を取り入れることが理想的ですが、いつもの活動に「プラス10分」、家事や庭仕事などできることから始めてみましょう。