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秋の記憶とキンモクセイ まるごと元気コラム

こんにちは!こちたくです。

10月、キンモクセイが満開です!!

キンモクセイの匂いがすると、秋を実感します。
秋と連動して、あの患者さんとキンモクセイの匂いを嗅ぎながら散歩したな、なんて記憶も思い出されます。
匂いと記憶は何か関係があるんでしょうか?

匂いを嗅ぐことで懐かしい記憶や当時の感情が蘇る現象を、プルースト効果と呼びます。
これはフランスの作家マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』という作品に由来しているそうです。
何やら叙情的ですね。

科学的には神経回路構造の関係で、嗅覚はこの匂いが何なのかと認知する前に、過去の記憶と結びついたり、感情が瞬時に引き起こされやすくなっています。
何やら難しいですね。

例を出して考えてみましょう。
『パクチーはカメムシの匂いがして食べられない』という話をよく聞きます。
この方は昔カメムシをギュッとつまんで遊ぶか、匂いを嗅いで楽しんだか、そういう経験があるのでしょう。
その経験をした人は、パクチーの匂いを嗅いでも『パクチーだ!』と認知する前に、過去に経験した『カメムシ』の記憶が先に結びついて出てきてしまうのですね。
なるほど、納得しました!

ということは、好きな匂いはいい記憶や感情と結びついているってことですね。
こちたく石原の好きな匂いは、コーヒー、レモン、バター醤油です。
うん、思い浮かべたら何やら幸せな気分になりました♪