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すすり食べにご注意を まるごと元気コラム

こんにちは!こちたくです。

ラーメン、うどん、そばなど、温かい麺類が美味しい季節ですね。
猫舌のこちたく石原は、熱々の麺をすぐにすすれる方がうらやましいと思うのですが、今日はこの『すする』についての注意報です!

熱い麺をズズーっとすするとき、思わず強くすすってしまい、ムセたことはありませんか?
日本人は昔から麺をすする文化がありますが、実はすするという動作は、誤嚥リスクが高いんです。

本来、食べ物は食道を通って胃に、空気は気管を通って肺に、それぞれ分かれて進みます。
のどにある喉頭蓋というフタが食べ物と空気を分けており、気管に食べ物や水分が入ってしまう『誤嚥』を防いでいるんですね。

さて、『すする』という動作は「空気と共に吸い込んだ食べ物や液体を口腔内にとどめつつ、空気だけを気管に送り込む」ことです。
つまりすする時は「息を吸う状態」であり、気管をフタするはずの喉頭蓋が開きっぱなしのところに嚥下するため、誤嚥しやすい状態になります。

そのため「そばを食べてむせた後から呼吸がおかしくなった」、「スープを飲んでいたら咳き込んで後から発熱した」というエピソードも珍しくはありません。

『日本人はすすってナンボ!』という方も多いと思いますが、熱々ラーメンや年越しそばなど、麺類に出会う機会が増えるこの季節、『すする』動作に気をつけて過ごしましょう!!