コミュニティホスピタルを目指して

―1日1日の人生の物語を共に歩むこと―

当院は1983年開院以来、ずっと高齢者医療に携わっており、地域包括ヘルスケア実現のため、地域のニーズ、時代のニーズに応えるべく様々な取り組みをしています。

介護医療院開設、在宅療養支援病院指定、医科歯科連携強化、新型コロナウイルス入院受け入れ協力医療機関指定。リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体計画を意識した在宅支援事業。地域活動としては、フレイル予防・ACP普及活動事業「こちら琢美地区まるごと元気応援団城東分団(こちたく)」開設、琢美未来プロジェクト参加、甲府市ACPノート「わたしの想いノート」作成協力。最近では能登半島地震JRAT派遣などがあります。

多死社会といわれる中、私たちは常に、『どう亡くなるかではなく、どう生きるか』を意識しています。お一人おひとりの、1日1日の人生の物語を、尊厳をもって支え、最後まで共に歩ませていただけたら幸いです。高齢化率の特に高いこの地域において、高齢者の特性を理解し、多職種協働で質の高い医療・介護を提供できるよう研鑽を重ねて参ります。

地域の方が気軽に立ち寄れて、相談できて、必要な時には医療・介護を受けられる。私たちは地域をまるごと支えられるコミュニティホスピタルを目指しています。『いつまでもあなたらしくいられるために』の理念のもと、地域住民と共に生き、持続可能な高齢者支援のため邁進いたします。

病院長 佐藤 仁美