医療法人慶友会は身体拘束適正化の重要性を認識し、以下の方針に基づき身体拘束適正化に努めます。
1. 身体拘束適正化に関する基本的な考え
当院では、利用者の尊厳と主体性を尊重し、拘束を安易に正当化することなく、職員一人一人が身体的・精神的弊害を理解し、身体拘束廃止に向けた意識を持ち、身体拘束をしない看護・介護を実践することに努めています。 サービス提供にあたり、患者・利用者の生命または身体の保護をするために緊急やむを得ない場合(切迫性・非代替性・一時性)を除き、身体拘束その他の行動を制限する行為を禁止しています。
2. 委員会の設置
身体拘束適正化検討委員会の下、身体拘束を廃止し、身体拘束適正化を目指すための取り組み等、身体拘束ゼロを維持するための体制強化に取り組んでいます。
3. 職員研修の実施
職員の身体拘束適正化に対する知識・技術の向上を図るため、全職員を対象とした研修会・講習会を年1回以上行います。
4. 身体拘束時の対応
緊急やむを得ない理由で身体拘束を行う場合には、患者様・利用者様、ご家族への十分な説明と同意をいただくとともに、個別支援計画立案と原因の究明、対応策の検討を速やかに行い、身体拘束解除に向けた取り組みを繰り返し行います。
5. 身体拘束適正化マニュアルの作成・更新
定期的に見直しを行い、全職員が実施可能なマニュアルを目指しています。
6. 患者相談の実施、指針等の閲覧について
患者様、利用者様、ご家族に納得のいく医療を提供するために患者相談窓口を設け、相談・意見・苦情等に素直に耳を傾け、適切な対応を行うと共に、身体拘束適正化および医療の質の改善に積極的に活用するよう努めています。