医療療養型病床とは

医療療養病床とは、急性期や回復期治療後、医学的管理下で日常のケアやリハビリなどを継続的に行い、患者様の療養支援・在宅支援を行う病院機能を持ちます。
医療区分2・3(医療必要度が高い)の患者様が多く入院されています。

  • 肺炎や尿路感染に対する治療が必要な方
  • 発熱を伴う脱水に対する治療が必要な方
  • 酸素療法を実施している方
  • 褥瘡に対する治療が必要な方(皮膚層の部分的喪失が認められる場合又は褥瘡が2ヶ所以上に認められる場合)


特徴

世界一の高齢化社会となった今、私たちが向き合っているのは「治る病気」ではなく、「共に抱えて生きる病気」です。医療療養病床には、食べることが難しくなった方や認知症が進行した方、様々な疾患を抱えた方がいらっしゃいます。私たちは、たとえ病気があっても、患者様が自分らしい生活を送れるよう、多職種の専門性と職員一人ひとりの人間性を掛け合わせ、医療、ケア、そして楽しみと安らぎを提供します。
当院は「最後まで食べることを諦めない」ことを目指し、口腔ケア、栄養管理、リハビリテーションの三位一体の取り組みを行っており、中には絶飲食から再び食べられるようになる方もいます。徐々に食事摂取が難しくなる方もいますが、最期まで味、色、匂いなどで味わいを楽しむことも支援しています。
その他肺炎や褥瘡などの治療、体づくりの生活リハビリテーション、身体拘束ZERO実現の環境整備、お楽しみのレクリエーションなど、患者様・ご家族の想いを実現するために多職種が連携して日々のケアを行います。一時的な外出・外泊や、在宅での看取りの支援に関しても対応が可能です。
地域で暮らしている方の必要な場合の緊急入院、連携医療機関の新型コロナ感染症の受け入れ体制も整えていますので安心してご相談下さい。令和6年からは、医療型ショートステイの利用も開始しています。

 

概要

病床数

59床(1階フロア)

人員配置基準

看護師20:1

施設基準

療養病棟入院基本料1