口の中を整えること
当院では城東歯科クリニックと連携し、2017年より同意の得られたすべての患者様、利用者様に対して歯科衛生士による口腔管理を行っています。
口の中を清潔に保つことは誤嚥性肺炎の予防にもつながり、口から食べることの支援や人間の尊厳を考える上でとても大切です。
そのため、当院では歯科衛生士から口腔ケア指導を受け、ケアに関わるすべての職員が口腔ケアのスペシャリストを目指しています。
口から食べること
当院に入院・入所される方は、低栄養(生きるために必要な栄養素が不足した状態が続き体力の落ちた状態)になっていることがほとんどです。
適切な栄養管理こそ、その後の体力や動作の改善に大きく影響します。
当院では管理栄養士による栄養計画に基づき、適切な食事形態や摂取方法の提供、摂取量の管理を行い、低栄養の予防・改善を目指します。
口の中のことや生活の活動量など、多職種による多角的な視点から必要な栄養管理を行い、最期まで口から食べられる支援にも力を入れています。
自分らしい生活を送ること
口の中を整え、必要な栄養を摂って目指すもの、それは自分らしい生活です。
病院・施設という環境だからといって、自分らしさを我慢する必要はありません。
「自分の大好きなご飯を食べたい」「好きな歌を歌いたい」「大事なペットを抱きしめたい」「家族と一緒に過ごしたい」など、たくさんの想いを教えてください。
当院では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のリハビリスタッフによる専門的な介入を含め、すべての職員が「いつまでもあなたらしくいられるために」必要なリハビリテーションを共有し、生活全体で支援します。