10月25日、自然災害BCP(業務継続計画)訓練を行いました。
BCPとは、緊急時における速やかな事業復旧・継続実現を目的とした業務継続計画のことです。
適切なタイミングでのBCP発動・実施は迅速な事業復旧を促進し、患者様・入所者様、ご家族の生活を守ることにつながります。

今回は、深夜に大地震が発生し、水道管破損に伴う断水により患者様・入所者様の朝食調理・提供が困難になったことを想定し、非常食提供訓練を実施しました。

 

対策本部より全館放送で非常食配給指示が出され、訓練スタートです。

指示を受けた各フロアでは、まず全患者様・入所者様の食事・水分形態を集計し、災害時献立フェーズに合わせた必要数を対策本部に報告します。

対策本部では必要数を集計し備蓄庫からの提供を指示、フロアでは病棟責任者が非常食受け取りを指示し、指示を受けたスタッフが備蓄庫から非常食の配給を受けます。
※非常食は普通食、ソフト食、ミキサー食、流動食の見本写真を用いました。

非常食をフロアへ運び入れ、患者様・入所者様の食形態を確認し、居室までの配膳を全員行い訓練が終了しました。

 

災害はいつ起こるかわかりません。
どれだけ有事の状況を想定して訓練できるかが重要です。
発災が休日だったら、深夜だったら、病院に集まれる職員が限られていたら…。
反省会では、今回の訓練で気付いたこと、様々な状況を想定した際の課題や改善点などが話し合われました。

平時こそ有事の備えを。
全職員が有事でも落ち着いて対応できるよう、今後も定期的な訓練を実施していきます。