4月3日、昨年に引き続き群馬大学名誉教授の山口晴保先生にご来院いただき、病棟ラウンドと症例検討、そして特別講演を開催いたしました。
認知症ケアの権威である山口先生から、実践的な食べる支援についてご指導いただくという大変貴重な機会となります。

病棟ラウンドでは、先生の鋭くも温かい視点から、多くの気づきをいただきました。デザートや嗜好品が持つ「食べる喜び」の力を活かすことや、対象者のモチベーションアップに向けた取り組みについて助言をいただきました。

環境整備については、トイレ表示やオリジナルオムツカートなど、患者様・入所者様が気持ち良く安心して過ごせるよう工夫した点についてお褒めの言葉をいただきました。
患者様・入所者様の視点で人・物・ケアをつなぐ山口先生のラウンドを通し、改めてその人らしい暮らしを支えるケアの本質を学ぶことができました。

症例検討会では、患者様の食事場面の動画を供覧し、多職種で議論を深めました。当院職員からも積極的に意見が交わされ、多職種で一人の患者様に向き合う姿勢を評価していただきました。

特別講演の「山口塾」では、「命ある限り口から食べるために」をテーマにお話しいただきました。当院が取り組む「食べる力」の推進とまさに合致する演目でした。医療現場では今も点滴(補液)による栄養管理が根強く選ばれる傾向にありますが、「最後まで口から食べること」が、いかに生命の輝きに直結するか。その重要性を、スタッフ一同改めて胸に刻みました。

山口先生、貴重なお時間をいただきありがとうございました!
今後もその人らしく、笑顔で食事を楽しめる環境づくりに全力で取り組んでまいります。